2017年3月21日火曜日

一関地方短歌会新春短歌会

ここ最近、眼精疲労からか肩凝りが酷く、パソコン画面を視るのもキーボードを弾くのもきつい。
そんなことから暫くブログ等もご無沙汰だった。

一昨日、一関地方短歌会新春短歌会が一関文化センター小ホールを会場に行なわれた。
司会進行は千葉利英(游の会代表)事務局長。昨年度の収支決算報告から始まり、会則の質疑応答、役員改選、本題の短歌大会へと進められた。
いつもなら選者を招き、選評を頂戴してから受賞発表があったが、今回は参加者全員による互選によって受賞の当否が決められた。

<受賞作と作者名>

天賞
明日よりはショートステイに行く夫の爪を切りやる互ひに黙し (鈴木幸子)

地賞
桑の葉を蚕食む音甦る母の夢見し朝の耳底 (佐藤怡當)

人賞
平田船引き揚げてある川の岸に芽吹く柳と菜の花続く (吉田英子)

佳作
「ゆるす」とふ修行積まむと励めども齢朽ちゆくに径なほ遠し (小岩三男)

佳作
大切なカードと思ふもマイナンバー仕舞ひたるまま困ることなし (松村雅子)

佳作
大寒を過ぎたる畑に小蕪抜く凍てしも未だ瑞瑞とあり (岩渕初代)

佳作
山鳥の雄の三羽が飛びて蹴る闘鶏に似るすさまじき見つ (千葉明伸)


因みに、地賞に輝いた佐藤怡當(いあつ)先生は、私が所属する短歌同好会「游の会」にも所属しており、「短歌『手』の会」主宰であり岩手県歌人協会の副会長でもある。

残念ながら私の一首は賞に入らなかった。
◆朝晩の一杯の水「わせむすなよ」祖父の遺言子らに伝へる◆
「わせむすなよ」とは、「忘れるな」の柔らかな方言である。夜寝る前と、寝起きの一杯の水は身体にとって非常に大切であり、命の水である。

<一関地方短歌会今後の主な行事(平成29年度)>
 4月26日  一関文化協会総会(豊隆会館)
 4月29日  第38回西行祭短歌大会(中尊寺本堂、選者:栗木京子先生)
 未 定   第39回西行祭短歌大会実行委員会
 10月15日 第68回一関文化祭協賛一関地方秋季短歌大会(一関文化センター小ホール)

尚、役員改選(2年毎)では会長を初め、ほぼ既存の役員が続投と決まったが、不肖私めも会計監査の任を預かることと相成った。


























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