2017年2月23日木曜日

いちのせき文学の蔵

過去に何度か小説に挑んではいるものの、未だ完成作品は一作もない。
兎も角一冊でも完成させたいものだと、今年に入り、時間を見つけてはちょこちょことキーボードを叩いているが、ここに来て幾分意欲が薄らいできている。ネタが無い訳ではないが。
そんなことから、刺激を頂戴しに世嬉の一酒造敷地内にあるいちのせき文学の蔵を訪れた。
そこには地元一関縁の作家たちの著書が多数保管されている。
大先輩方の知性と哲学、文学と向き合う並々ならぬ気魂と姿勢を間近に感じることによって、執筆意欲の更なる高揚に期待したい。

小雨のなか、世嬉の一酒造に訪れた折、中庭に傘をさす集団が目に飛び込んできた。よく見るとTVカメラと、その先には内山くんがインビューを受けている様子が確認できた。世嬉の一酒造にはレストランも併設されており、「果報もち膳」など餅料理が人気だ。
おそらくグルメ番組ではないだろうか。
雨のなか、そして寒いなか本当にご苦労さま。是非とも一関の良さを全国に紹介していただきたい。
















2017年2月22日水曜日

荒井俊也展「四方山づくし」

来る2017年3月10日(金)から3月15日(水)迄の6日間、仙台市青葉区一番町の東北工業大学一番町ロビー1Fギャラリーにて、彫刻家でありブロンズ作家の荒井俊也氏(東北工業大学教授)の作品展が開かれる。
前回の個展もやはり同会場にて6年前に行なわれ、私も久方ぶりに顔を出した。
今回は、【四方山づくし】と題する早期退職記念の回顧展とのこと。

彼とは、高校時代を共にバンカラ応援団として、雪の徽章を詰襟に、水沢(現在の奥州市)の街なかを闊歩した仲間だが、当時から正義感が強く、実直であり、独創的で豪放磊落、豪快な人物だった。
彼の作品を見る度に、「如何にも」と納得しきりである。

作風については、芸術的センスのない私が云うのも何だが、彼の作品には力強さと勢いがあり、心底からふつふつと沸き立つものを感じる。
おそらく今回の作品群も、肺腑を衝くような作品に出逢えるのではないだろうか。
次から次と用事が途切れもなく入り、なかなか時間調整もままならないが、出来るだけ顔を出したいと思っている。


荒井俊也展「四方山づくし」↓

































2017年2月18日土曜日

学校給食無料化を

子供の相対的貧困率は1990年代半ばより上昇傾向にあり、子ども・若者白書2014年版によると、日本における子どもの相対的貧困率はOECD加盟国の中で10番目に高く、先進国の中では突出しているとの指摘だ。
昨今、子どもの貧困問題に一石を投じ、社会運動のトレンドになりつつあるのが「子ども食堂」である。
育ち盛り、食べ盛りの子どもたちが、貧困によって十分な食事にありつけない状況にあり、その支援のために無料または低料金の食事を提供している。

NPO法人が主体となり、ネットワークも全国に広がりつつあるようだ。ただ問題は利用者が限定されること。
貧困のどん底にある家庭では情報手段を持たないために、子ども食堂の存在すら知らない人たちがいるとのことだ。かりに存在を知っていたとしても、足を運ぶことが困難な人たちもいる。
ではどうしたらよいのか。

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2017年2月14日火曜日

歪なマグカップ

わが人生初の陶芸作品が完成した、いや、正しくは完成していた。
昨年の暮から通い始めた陶芸教室「陣の里」に、今年に入り3度目の手習いに訪れた。
玄関を開けると、正面に大きな作業机がある。
その机上の一角に見覚えのあるマグカップと皿がちょこんと置いてあった。
姿形は歪だが、紛れもなく我人生初の陶芸作品であった。
釉薬と焼き、若干の手直しに師匠の菅原さんの手が加わってはいるが、ほぼ私の手捏ねによるもの。愛着もひとしおである。

コーヒーの美味さを引き立てようと「口当たり」にこだわって作ったマグカップだが、帰り際に菅原さんがコーヒーを淹れてくれ、早速その口当たりを確かめたがなかなかの仕上がりだった。
勿論修正の余地は大ありだが、今後の課題と、創作意欲を掻き立てられたことは実に嬉しいことである。
本日の実技もまた、基本である粘土の練り方から始まったが、見るとやるとじゃ大違いだ。
菅原さんの手さばきを見るといとも簡単そうに見えるが、実際やってみるとなかなか上手くいかないのが現状である。

本日取り掛かった作品は達磨、紐練りを駆使して完成を目指すが、思った以上に難しそうだ。
当初の予定では書に押印する雅印や引首印を陶器で作りたかったが、如何せん時間が足りず、次回に持ち越すこととなった。
仕上がり、出来映えは兎も角として、練習なので失敗を恐れずに大胆な成形を心掛けたい。
因みに先月取り組んだ作品は未だ素焼き前、素焼き後に筆で自詠の短歌を書き込み、仕上げたいと思う。

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2017年2月12日日曜日

久方ぶりのFP勉強会

昨日は久方ぶりに一関FP協会主催の勉強会に出席した。
講義内容について
1限目は佐々木由佳さんが講師の個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」
2限目には佐々木康夫さん講師による「60代からの財産管理」
通常なら睡魔に襲われる昼食後の時間帯とあって、惰眠を心配して後ろの席を陣取ったが、ともに内容の濃い講義、じっくりと受講させていただいた。

1限目の年金については、少子化の影響もあってか、受給年齢が次第に引き上げられる状況にある。60歳から65歳、65歳から70歳と、生きる為には死ぬまで働かなければならない。
残念ながら嘗て描いていた老後の計画や夢も次第に崩れ始めている。
今後は「公助」ではなく、「自助」としての認識を改め、自分で資産を運用し、管理していかなければならない。歳を取って自力で動けなくなったとしても、自力で動かなければならない時代になりつつあるようだ。

2限目の講義は、財産管理について具体的な方法を例にとって講義が進められた。
今後の備えとして、
①財産管理等の委任契約書(判断力はあるが体の自由がきかない)
②任意後見契約書(将来の判断能力低下に備える)
③エンディングノート(自分の思いを伝える)
④遺言書(遺産分割に法的拘束力を持たせる)
⑤尊厳死宣言書(延命治療を拒否する)
など、5項目の要点について、具体的に説明があった。
また、法定後見制度については、後見人の不祥事件が発覚するなど、厳しい現状に触れた。
つい先日も、とても許し難い後見人の不祥事件があったばかりだ。

昨年、一昨年と、全日本選手権やいわて国体など、大きな競技会があり欠席が多かった勉強会だが、今年は極力参加したい。講義終了後、会場を移して新年会があったが、今回は2日連休とあって存分に飲むことができた。
飲むや歌うや久方ぶりに楽しいひと時を過ごさせていただいた。






















2017年2月8日水曜日

文学フリマ岩手

昨年9月、岩手県では初の文学フリマが盛岡で開催された。
当初は私も参加する予定だったが、いわて国体公開競技の一週間前とあって、その準備に追われそれどころではなかった。止む無く断念せざるを得なかったが、今年6月11日(日)、第二回文学フリマ岩手が開催される。
時間的には比較的融通の利く6月とあって、早速申込みをすることにした。ただ、予定数を超える場合は抽選とのこと。
結果が分かるのは3月7日以後になりそうだ。

因みに、私の出品する予定の著作は 続きを読む・見る>>






2017年2月3日金曜日

最低の横領事件

横領事件に最低も最高もないが、とても許し難い横領事件が発覚した。
東日本大震災で両親を失い、孤児となった当時9歳の小学生を甥に持つ母方の叔父が、未成年後見人として選任され、普通ならば成人する迄責任を持って面倒をみる筈だった。
まともな人間なら誰しも、10歳にも満たないこどもが両親を失ったことに対して、心底から不憫に思い、慰めてやりたいと思うのが当然であろう。
ところが後見人となったその血縁関係にある叔父は、一時的には多少不憫に思ったにしても、それ以上にお金に目がくらんだようだ。
亡くなったご両親が、自分たちの命と引き換えに、息子の為にと残した預貯金(6,800万円)を着服したとのことだ。

本来であれば  続きを読む・見る>>





2017年2月2日木曜日

最悪のシナリオ

力ずくで押さえ込もうとすればする程、反発を買い、軋轢を生むばかりなのだが、何を勘違いしたか強硬な姿勢を崩そうとしない。
テロを抑止するとのことだが、逆にテロを自ら育てようとしているようにさえ見える。まるでバイオハザードのアンブレラ社のようにだ。
個人資産、ゲンナマは腐るほどあるのだろうが、それを更に増やし、私腹を肥やそうとする為なのか、何らかの思惑がありそうにさえみえる愚行だ。
このままではひと悶着、ふた悶着、いや多々悶着があるのは火を見よりも明らかだが、最悪のシナリオが起こり得る可能性は極めて高い。

大統領就任直後の支持率は、調査開始以来最低を記録したとのことだ。
トランプ大統領を肯定的に評価する国民はたったの36%。また、フランス国民の77%、ドイツ国民では78%、同盟国のイギリスは国民の約80%が「悪い大統領になる」と回答しているとのことだ。
果たして日本の支持率は如何に?
貿易摩擦をめぐり、あれだけ日本が問題視されている発言を耳にすれば、当然90%を超えるのではないだろうか。
もはや対岸の火事、高みの見物では済まされない事態にきているのではないだろうか。アメリカ国民の常識を信じたい。