2018年8月30日木曜日

ブルースハープの音色

昨晩、ご近所さんの伊師先生(元・国立病院歯科医師)からお誘いがあり、お言葉に甘えて夕食のお相伴にあずかることとなった。
と云うのも、伊師先生の高校(水戸一高)らいの友人(東大OB)SさんとIさんが岩手を訪れ、趣味のハーモニカ(テンホールズハーモニカなど)の生演奏を企画しているとのこと。
仕事の調整を図りながらも、演奏の開始時間になんとか間に合った。
奏者のSさんは3種類のハーモニカを持参され、映画音楽を中心にムードのある演奏が始まった。特にペンダント式の小さなハーモニカの演奏では、先生宅に集まった皆さん一様に、感激した様子だった。

私は特に 続きを読む・見る>>

2018年8月24日金曜日

もち食文化の一関

岩手県南地区の一関市は、もち食の盛んな土地柄である。当地のもち文化は伊達藩の流れをくみ、
冠婚葬祭時は勿論、季節の節目やめでたいことがある度に、餅が食卓を賑わしている。
独自の創意工夫により、その種類も豊富で、一説によると3百種類以上もあると云われている。餡こやズンダ、クルミやゴマ、じゅうねやエビ、納豆やショウガ、ふすべもちなどなど、決して飽きることはない。
その為、当地域はもち米の栽培も盛んであり、岩手県の必須銘柄である「こがねもち」「ヒメノモチ」及び「もち美人」を中心に栽培が盛んだ。

餅はなんと云っても 続きを読む・見る>>















2018年8月20日月曜日

朝は必ず来る

「かけた情は水に流せ」「受けた恩は石に刻め」
蓋し名言である。

山口県周防大島町で8月12日から行方不明となった2才男児を、みるにみかねて捜索ボランティアに加わり、地元警察や消防士らの必至の捜索にもかかわらず見つからなかった男児を、探し始めて間もなく、無事に見つけ出した人物の座右の銘である。
その人物とは、時の人となった大分県の尾畠春夫さん(78)その人である。
実に深く、重い、妙妙たる言葉ではないだろうか。

尾畠さんは 続きを読む・見る>>










2018年8月18日土曜日

一関・文学の蔵30年記念文芸講演会のお知らせ

本日、世嬉の一 クラストン(石蔵ホール)2Fを会場に、一関・文学の蔵の世話人会(編集委員会)が開かれました。
一関・文学の蔵(いちのせき文学の蔵)は今年で30年目を迎え、今年の春先には、「みんなの力で創る地域に根ざした文芸・文化誌」というコンセプトで編纂した『ふみくら』を創刊しました。只今『ふみくら2号』の刊行を目指し、編集を進めている最中です。

また、今年は30年と云う節目の年 続きを読む・見る>>

2018年8月12日日曜日

拘束の末路

先日の8月9日、長崎原爆の日に国連事務総長のグレーレス氏が来日し、平和祈念式典(被爆73周年)に出席した。
国連事務総長としては初めての出席らしい。
核保有国を筆頭に世界では1兆7000億ドル(米ドル)、日本円にして約188兆5千億円(2018年8月12日現在)以上となる巨額の資金が軍事費に流れている。この額は世界中の人道援助に必要な資金の80倍に匹敵すると云われている。
この半分、いや10分の1でもいいから、人道支援の資金として利用されるのなら、多くの人が救われるに違いないのだが。

広島、長崎の原爆慰霊式典での総理の挨拶は  続きを読む・見る>>

2018年8月5日日曜日

長期権力保有の果てに

レスリング、アメフト、そして今度はボクシングにも競技団体として、組織のあり方が問われる問題が持ち上がった。
いずれの組織も、問題の核心部分は共通している。
特定の人物による権力の乱用が問題であり、その根底にあるのは長期に渡る権力の掌握にあると云えるのではないだろうか。
今現在世間を騒がせているアマチュアボクシング界では、会長の過度な権力行使による利益誘導や、過剰な接待、また、何よりも問題視されているのが競技に於ける判定、審判への圧力、忖度などである。

マスコミを  続きを読む・見る>>

吉田類「酔天宮トークショー」

今年も吉田類さん一行が一関にやってきた。
一関の夏祭りに合わせての来関は、昨年に続き2度目。
昨年は一関シネプラザを会場に、吉田類さん主演の映画上映の後、大相撲元幕内力士敷島の浦風親方と偏愛系フードライターの小石原はるかさんを含む3名のトークショーがあり、大いに盛り上がった。

今年は更に女性版酒場放浪記の倉本康子さんも加わり、いちのせき文学の蔵がある「世嬉の一酒造の喫茶部 cafe徳蔵の2階」を会場に、乾杯の後4名によるトークショーが行われた。
チケット(前売り)は1万円飲み放題。当初は50名限定だったが直ぐに売り切れ、急遽20名分のチケットを追加したそうだが、それでも直ぐに売り切れとなったとのこと。 前日の8月3日、私が一関・文学の蔵の都合で世嬉の一酒造を訪れた折、世嬉の一酒造の若奥さんが話していたが、今尚、チケット購入についての問い合わせが全国から来ているとのこと。かなりの人気であることが窺える。

トークショーは11時30分からだったが、1時間前の10時30分に開場とのことで、皆さんが続々と集まってきた。トークショーが始まる直前に乾杯と思っていたが、集まった連中は既に飲み始めていた為、負けじと私達も世嬉の一酒造自慢の地ビールに舌鼓を打ったのだった。
隣席に陣取っていた人物は東京から参加とのこと。折り目正しく、実に好感の持てるナイスガイであった。
地ビールのあまりの美味さと、暑さの所為もあってか、ぐびぐびと喉を潤し、ほろ酔い気分となった頃に漸く吉田類さん一行が入ってきた。

お待ち兼ねのトークショーが始まったものの、皆さんはほろ酔い気分を通り越して既にメロメロ気分、4名の会話が聞こえない程の盛り上がりだった。
トークショーが終盤に差し掛かり、プレゼントの抽選会が始まった。4名のサイン入りの手ぬぐいや手提げ袋が用意されていた。
抽選番号が告げられる度に、会場のボルテージが上がった。
籤運はあまり強いとは思っていなかった私だが、幸いにもサイン入り手提げ袋が当たった。
また、昨年も吉田類さんのサインを頂戴したが、書いてもらったのは100円ショップの扇子。今回は予め高級?扇子を用意しており、ごった返す中、しっかりとサインを頂戴したのだった。

その後会場を後にして、歩行者天国の錦町水天宮通りにある京屋染物店前で再度乾杯。
実に楽しい一日だった。
是非また来年も一関に来て頂きたいものだ。

昨年の様子>>































2018年8月1日水曜日

篠弘館長の特別講義

昨日、北上市の日本現代詩歌文学館で、篠弘館長によるありがたい講演があった。
「いのちの凝視―茂吉と空穂」と題して、斎藤茂吉の代表作12首と窪田空穂の秀歌12首を取り上げ、英明で周密精到な解説を展開された。
斎藤茂吉『小園』傑作の一首、「沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ」は、敗戦の歌として、茂吉が山形県上山市に疎開した当時の作とのこと。
茂吉は戦意高揚のプロパガンダ的な歌人として、軍に利用され、結果的に戦争に同調したことに後悔の念を感じたのか、疎開先からなかなか戻ろうとはしなかったようだ。

一方、  続きを読む・見る>>